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うどん、テイクアウトできます。昭和編

うどん、テイクアウトできます。昭和編

大盛うどんが宮崎市内で暖簾を揚げて108年になりますが、当時は大正時代。飲食店も数える程度しかなかったと思われます。
当時の宮崎は中食も珍しく、ほとんどの家庭が各家庭で作る質素な食事で日々を楽しんできたはずです。我が家の先祖も住み込みの女中さんがごはんの支度をし、お膳に載せられ夕事食を家族でいただくスタイルだったと聞いた気がします。そういえば宮崎の中心市街地も
つい40年ほど前はほとんどが農地でした。
それから戦争の時代を迎え、戦争が終わるとともに海外の生活スタイルが取り入れられ、外食も増えてきました。そして昭和の初めごろはなかったテイクアウトの文化も出てきます。大盛うどんもお客様のご要望にこたえる形で「持ち帰りスタイル」を始めるようになったみたいです。そのころはポリ袋なるものも貴重ですから最初は紙に包んだりしていたのかもしれません。私が記憶している一番古い光景はポリ袋に5杯分くらいをギュウギュウに詰めて口を折り、新聞紙で包むスタイル。エコです!今は別々に食べるから。と、小分けを希望されるお客様が増え、なんでも1杯ずつ1個ずつが当たり前です。そして驚きなのがだし!なんと、サントリーオールドってわかりますか。
あれに出汁を入れてもって持って帰っていたんです。いまでは考えられないようなゆるい包装スタイル。いま、ごみを減らそうとエコバックや個包装を避ける活動もされていますが、この時代に戻ればいいのになーと考えさせられる思い出の歴史です。
エコですよね~。

2020-07-21 15:13:21

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